素材・性能(耐震・断熱/省エネ)へのこだわり

自然素材を活かした高性能な住まいづくり

素材自然素材で心地よく快適に暮らす

自然素材は、素材本来が持つ見た目の美しさや優しい雰囲気、肌触りのよさが魅力。自然素材をふんだんに取り入れることで、必要以上に装飾することなく、素材を活かした温かみのある住まいづくりを実現します。

また、機能性の高さも魅力のひとつ。素材によって調湿効果や蓄熱効果、消臭効果を発揮し、1年を通して快適な空間を生み出してくれます。

床材

斎藤工務店では無垢の床材を標準採用しております。

無垢の床材は天然木の丸太から切り出した一枚板を加工したもの。木材本来の自然な風合いをそのまま味わうことができます。木材は「湿度が高い時は湿気を吸い、湿度が低い時は放湿する」「熱伝導率が低く、熱を伝えにくい」という特性を持っているため、梅雨時期や暑い夏でもベタベタすることなく、寒い冬でも足元は冷えることなく、快適に過ごすことができます。時間が経つにつれ味わいが増し、経年美化を楽しむことができることも魅力のひとつです。傷や汚れがつきやすいというデメリットもありますが、木そのものなので、サンドペーパーで表面をけずるなどして、補修することができます。

床は、肌に触れる時間が1番長く、心地よさはもちろん、暮らす人の生活や健康にも大きな影響を与えますので、ぜひこだわっていただきたいと思っています。肌触りが柔らかく、和風にも洋風にも合わせやすいパイン材、木目が美しい杉材など、お好みに合わせて樹種をお選びいただけます。

内壁材

斎藤工務店では珪藻土・漆喰・ゼオライト・断熱ビーズを含む8種類の自然の鉱物や植物を使ってつくられた自然素材の塗り壁を標準採用しております。 自然素材の風合いが楽しめることはもちろん、古くから使われている自然素材の内壁材は、日本の気候・風土にも順応しており、調湿性・断熱性・防火性・防音性に優れています。ご希望に合わせて、漆喰、珪藻土、エコクロス(環境壁紙)などもお選びいただけます。

室内建具

斎藤工務店では天然木突板を標準採用しております。

天然木の表情を活かしたまま、木材が本来持つ生活性能や環境性能を兼ね備えています。木材ならではの素材感と柔らかな感触が、優しい空間を演出します。床材や壁の色合いに合わせて、お好みの樹種をお選びいただけます。

【耐震性能】安全・安心 家族を守る

30年以内に大きな揺れを伴う大地震がいつどこで発生してもおかしくないと言われています。

かけがえのない家族を守るため、これから建てる建物は大地震を想定して建てる必要があります。

耐震等級やデザインだけではなく、上下階の柱や壁の位置をみる直下率や、建物のバランスをみる偏心率や壁量充足率などを考慮し、プランニングすることが大切です。

基礎

基礎は建物を支える部分、耐震性能を考慮するうえで非常に重要です。基礎はコンクリートと鉄筋の組み合わせでできています。鉄筋はコンクリートによって守られていますが、そのコンクリートは大気中の排気ガスや酸性雨などにより劣化してしまいます。この劣化を極力最小限に抑えるためには、コンクリートの設計強度と水・セメント比の調整がポイントとなり、基礎の耐用年数はこの設計で決まってきます。斎藤工務店では耐用年数を50年以上に設定することにより、より丈夫で頑丈な基礎を造っています。

構造体

地震に強い建物を建てるためには、建物を支える骨組みとなる柱や梁、土台などの構造体に強い木材を使うことが重要です。斎藤工務店の新築住宅では、紀州「山長商店」の無垢材を構造体に使用しています。植林から始まり、育林、伐採、製材、乾燥、仕上げ、品質検査、選別、プレカット加工まで一貫管理しており、信頼性が高く、高品質な木材です。

土台には腐りにくくシロアリにも強い「桧」、柱には真っ直ぐで強い「杉」、そして梁にはせん断力に強い「松」を使うなど、それぞれの木材の特徴を生かして適材適所に使用し、強い建物をつくります。また、木は年数を重ねるほど強度が強くなります。斎藤工務店では構造材として十分な強度があるとされている、樹齢70年前後の木材を使用しています。

地盤

建物を支えているのは、柱や壁などの「構造」だけではなく、建物がのる「地盤」です。一般的に耐震等級が高いほど耐震性能が高くなりますが、実際の地震の被害は、地盤等の要素にも大きく影響を受けます。また、地盤が弱いと建物が傾き(不同沈下)、建物にひびが入ったり、ドアが閉まらなくなったり…と建物に大きなダメージを与えます。傾いた建物の中で生活を続けていると、めまいや頭痛、吐き気などの健康被害を引き起こす可能性もあります。

目に見えない地盤の中身は場所によって様々です。地盤調査を行い、地盤が良好か軟弱かを調べ、地盤改良が必要と判断された場合には、きちんと地盤改良工事を行ったうえで建物を建てることが重要です。

【断熱/省エネ性能】室内はいつも快適、家族の健康とお財布にも優しい

省エネ性能を高めるためには「断熱・気密」「日射取得・日射遮蔽」の対策が柱となります。それぞれの性能を高めることにより、家全体が密閉・保温された空間になり、冷暖房効果が上がってエネルギー消費量が少なくなるため、光熱費が抑えられ、二酸化炭素の排出も減らせます。快適に過ごせることはもちろんのこと、お財布にも環境にも優しい住まいづくりになります。

斎藤工務店では「断熱性能G1レベル」を標準仕様とし、夏は涼しく冬は暖かい住まいを実現します。

【参考ページ】住まいづくりのよくある質問 > 自然素材・性能について

断熱・気密

寒い季節になると話題になるのが「ヒートショック」 暖かい部屋と寒い部屋との温度差によって血圧が上下し、心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こすリスクが高まります。また、冷たい空気は睡眠の質を低下させ、目覚めの悪さや集中力の低下を引き起こすともいわれています。

そこで重要になってくるのが「断熱」と「気密」です。「断熱」とは壁・床・屋根・窓などを通しての建物の内外の熱の移動をさえぎること、「気密」とは建物の隙間を通しての空気の移動をさえぎること。

きちんと「断熱」「気密」された住まいは、外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保つことができ、健康で快適な暮らしを実現できます。

また、「断熱」「気密」の性能を高めるためには、施工の技術も重要です。適切な施工がされていない場合、断熱欠損等の他、壁内結露が発生し、構造体や断熱材を腐朽させてしまうことにつながります。斎藤工務店では工事が進んでからは見えなくなってしまう部分だからこそ、施工後の現場確認をしっかりと行っています。

日射取得・日射遮蔽

「日射取得・日射遮蔽」とは、窓から侵入する日射を取り入れることと、さえぎること。

冬は南側の窓を大きくすることで太陽光のエネルギーを室内にたくさん取り込み、夏は庇や軒、袖壁を利用して強い日差しが室内に入ることを防ぎます。夏の日差しをさえぎることで、室内の温度上昇を防ぎ、冷房効果を高めることができます。

斎藤工務店では「気密・断熱性能を高め、自然の力を活用することで最小限のエネルギーで快適な居住空間をつくりあげる」というパッシブの考え方を取り入れながらプランニングしています。