006 性能の話

高性能な自然素材の家

 

耐震性能

30年以内に東海地震が発生する確率が87%、これから建てる家は大地震を想定して建てる必要があります。
地震に強い家を建てるのはまず材料、家を支える骨組みになる「柱」や「梁」、「土台」などの構造体に強い木材を使うことが重要です。
当社では1本1本、強度と含水率を計測して合格したものしか使いません(これを全数検査といいます)。当たり前のような話ですが、日本の法律では検査をして強度を確認しなくても良いことになっています。つまりどれだけ強い家なのかわからない家になるのですが、実際多くの家が検査をしていない木材を使って家を建てています。これではいくら耐震等級などの計算をしても意味がありません。私たちはヤング係数は杉なら90以上、桧は110以上を基準として、含水率も20%未満の優れた材料を使っています。
強い材料を使ったうえで、耐震等級や直下率、整形なプランニングなどの配慮も行い、お客様の要望も踏まえて家作りを行なっています。
あと制震装置なども設置可能です。当社では主に制震ダンパーを使っていますが、揺れを減衰してくれるので地震の際には安心感が増します。

 

パッシブ・省エネ性能

省エネ性能はそのまま光熱費に直結しますので、家計にも大きな影響を与えます。まずは当然、高気密高断熱になりますが、それに加えてパッシブハウスの考え方も取り入れて家作りを行うとより快適な家になります。
夏涼しくて冬暖かい家、まずは高性能な断熱材を使い断熱性能を上げることが重要です。SAITOの家は全棟、省エネ等級4等級の性能ですが、ここで重要なのは工事の丁寧さです。グラスウールでもセルロースでもウレタンでも、工事がいい加減だと所定の性能を発揮しませんので注意が必要です(グラスウールだと、性能が半分以下に落ちることもあります)。数年前にとある会社の建売住宅の現場を見させていただきましたがとてもひどい施工をしていました。あの家はおそらく快適とは程遠家になってしまっていると思います。
そして次に高気密である事、よく自然素材の家は窓をあけて気持ちの良い風を通すので高気密は不要だという人もいますが、1年を通して窓をあけて気持ちの良い風が入れらる時間は意外と少ないものです。そのほかの時間は気密性能が室内の温度変化に与える影響は大きく、光熱費にも響いてきます。当然高気密に越した事はありませんので、気密性能にはこだわりましょう。
そしてパッシブハウスの考え方。パッシブハウスとは、電気などのエネルギーに頼らないでも快適に暮らせる家の事を言います。まずは重要なのは軒と庇、軒と庇は夏の太陽光を遮ってくれます。これだけで室内温度は下がります。太陽の直射日光は凄まじく、いくら高性能なサッシを使っても、窓から入ってくる日射で室内温度は上昇します。よく言う話ですが、南側の窓に直射日光が当たった場合、ストーブ1台分と同じぐらいの熱量が窓から入ってくると言われています。これではいくら高性能なサッシを使ってもエアコンをフル稼働させないと室内温度はさがりません。しかし、大きな軒と庇があればこの日射を遮ってくれますので、光熱費も随分違ってきます。よくデザイン重視で建てられている軒がない家とか、庇のないキューブ型を最近見かけますが、夏場も冬場も辛い思いをしていると思います。
そして軒と庇で南面の日射が防げたら、南側に関してはガラスは日射遮蔽型ではなく、取得型にしてください。冬場の太陽光は夏とは逆にこんどは積極的に室内に取り入れて室内温度を上げて部屋を暖かくしてください。これができるのも軒と庇のおかげです。
あと窓の話をすると、南面以外の窓は不用意に大きくすると夏暑くて冬寒くなります。これは窓の断熱性能がいくら良いものを使っても壁の1/6程度しかないので、どうしても窓を大きくすると夏暑く冬寒い家になります。程よく小さくするのがいまどきです。
外壁の通気工法はもう当たり前ですね、多くの会社が取り入れていますので、特筆すべきではないのですが、下野とか片流れの屋根にする場合、通気が棟まで通っていない家が多いです。ここは技術力に差が出ます。
あと建物の形はなるべく整形、つまり真四角で総2階に近ければ近いほど、床面積辺りの表面積が小さくなるので熱が逃げなくなり、快適な家になります。
あとは調湿性の高い材料を室内に使うこと。夏場の室内の快適性には温度より湿度のほうが悪影響を与えている場合が多いです。なるべく湿気を吸ってくれる無垢材や珪藻土クロス、塗り壁などを使いましょう。ビニールクロスは最悪の材料ですのでトイレとアクセント以外には使わないでください。あと合板フローリングも日本の気候では合わないので、夏場はペタペタして、冬は冷たすぎます。これに床暖房をつけると光熱費もあがります。日本の気候を考えると床は無垢で決定だと思います。

 

耐久性

高度成長期に建てられた日本の家の耐用年数は30年と言われています。これは世界的に見ても非常に短命です。原因は材料にあります。木造住宅の場合、基礎のコンクリートの強度と柱や梁、土台などの構造体の強度によって耐用年数が決まってきます。
その当時多くの住宅は最低基準のコンクリートと木材で建てられていました。きちんとした材料で建てれば木造住宅はゆうに100年以上持つのですが、当時は仕方なかったのかもしれません。しかし、実は今でも多くの家が最低基準のコンクリートと木材で建てられています。原因は建てる側の意識の低さと、法律で規制していないというところにあります。当社では耐用年数に合わせたコンクリートの設計強度の設定と、構造体は全数検査でヤング係数と含水率を確認していますが、ここまでやっているのは10社に1社もないでしょう。

 

スケルトンインフィル


できたら斎藤工務店で家を建てて頂きましたら、永く住んでいただきたいと思っています。できたらお子様の代にもリフォームをして住み続けてください。材料は良いものを使っていますので、設備や内外装のリフォームで十分住み続けることが可能です。
そのことも考え設備配管なども何十年後かに交換する場合、交換しやすい仕様になっています。在来工法なので間取り変更も可能です。ぜひ、快適にお暮らしください。