
古民家の味わいそのままに、どこか懐かしい雰囲気を残したリノベーション
N様邸(三浦市城山町)
こちらのお客様は三浦の古民家を購入され大阪から移住された方です。
古い家ですが各所に味わいがある作りで、この雰囲気を壊さずにある程度快適に過ごせるようにするリフォームの依頼がありました。
ご主人と奥様は共に建築関係者で、事細かな指示を頂き施工させて頂きました。
やはり不便さが目立つキッチンと浴室は新たに作り直しですが、雰囲気を壊さず奥様自身の設計によるスチールフレームのキッチンとレトロな雰囲気のタイル貼りにして、浴室はあえてステンレスバスにして床はモルタル仕上げ、押さえる際にスポンジを使って三和土感を出して新しくなりすぎないようにしました。
畳の続きの間は無垢の杉板で貼り、床下は防湿シートと断熱材を入れることで快適性を向上させています。
壁もくすんでいましたので塗り直しましたが、こちらもあまり綺麗になりすぎないように気をつけました。
雨戸も傷んでましたが、なるべく手を入れないように一筋を桧材で交換。昔ながらの造作加工の交換は得意中の得意です。
ご主人と奥様のセンスの良さがひかり、狙い通り、改装した事に気がつかないぐらいに雰囲気を保つ事ができました。